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ケフカについて書きます。二次創作あり(文章) 小話「数年前121~123」更新しました。(2015年8月9日)
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「私、魔導戦士になったわ。」
目の前のセリスが言った。

(何だと)夢の中の私はセリスに返答する。

「実験は成功した。」横からシド博士が言った。

(セリスに、力を与えたのですか?)私は責めるつもりで問うのだ。

「そうだ。」シドは頷いた

「これで、一緒だね。」セリスは微笑んだ

「成長期の子供で試したかったのだ。」シドはペンを噛みながら

「博士が作った技術だから」セリスはとても真っ直ぐに

「セリスにせがまれたのだ。仕方あるまい。」シドはバツの悪そうな顔をして

「怖くない。」セリスは明確に言った。

(シドを信じるなんて。)

息苦しさを感じる。

あの時、抱いていたのは憎しみであることを思い出した。


今度は、白い部屋にいた

また繰り返す。

キャア

ウワァー

叫び声が合図。

鳴り続ける心臓

気が付いたら、赤かった

壁、天井、服、手、

全てが赤い

キャア

また叫び声

声の方を振り向く

叫び声の主がいない。

いるのは、少女が一人

近づいて、
(君は?)声を掛ける

「遊ぼう。」

少女は言った。

真っ赤になった手を、少女が小さい手で取る

感触を認識する間もなく、人ならぬ力で引っ張られる

驚いて、少女を見る

悪魔的な表情をしていた

見開かれた目だ

知ってはいけない事を衝きつけられそうで、戦慄する。

(どうして、そんな目で、見る?)

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