ケフカについて書きます。二次創作あり(文章)
小話「数年前121~123」更新しました。(2015年8月9日)
軍議を終え、立ち去ろうとしたところに声をかけられた。
「あの。」
「マランダの状況についてお聞きしたいのですが。時間、宜しいですか。」
声の主はレオ将軍だった。
「いいさ。」
「よろしくお願いします。マランダですが…」
レオの聞く事に私は答えた。
「そういえば、仕事の話をするのは初めてですね。」
不明な点が無くなったからか、レオは話し始めた。
「そうだな。」
確かに、互い軍に属して久しいが、遠征などの行動を共にしたことは無かった。
これまで言葉を交わしたのは、数度に過ぎない。
「先の大戦窺いました。鬼神の如き働きをされたと。」
レオは言った。
「…。セリスが良い指揮して、全員が死力を尽くした。それだけのこと。」
それが事実だった。
「…。」レオはやや微笑んだ。
白衣の者が歩み寄り、私に伝えた。
「ケフカ様、シド博士がお呼びです。実験棟でお待ちしているとのことです。」
「分かった。」
「実験棟?魔導、研究所、ですか。」
レオの様子にはやや違和感があった。
「ああ。興味が?」
「昔、魔導戦士適正テストを受けたことがあったので。」
私が聞くと、レオは答えた。
「知らなかったな。君の様なタイプが魔導戦士とは。」
意外だと思った。
「ええ、当時、魔導戦士は憧れの的でしたから。」
レオは答えた。
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