ケフカについて書きます。二次創作あり(文章)
小話「数年前121~123」更新しました。(2015年8月9日)
「俺はセリスがいて良かったと思ってるんだが。」
「本当に?」
私は言ったがセリスは、まだ疑わしそうにしている。
「ああ。自分が何人救えたか、考えたことはあるか?」
セリスは聞いていた。
「それに、俺は戻ってから色々あって、疲れていた。治療もしてくれたし、来てくれて慰められたさ。」
嘘ではなかった。
セリスは顔を赤くしていた。
「…もう、からかいませんか?」
「しかし、子供扱いするなと言われても、相応にしてくれないと扱えないんだが。」
セリスが言ったので、答える。
今のままでは、セリスが望むように振舞うのは無理だ。
「…分かったわ。」
セリスは言った。
「相応にしていたら、子供扱いはしないのね。」
「ああ。」
私は答えた。
セリスは「私の分は私が払う」と言い、自分の支払いを済ませた後、先に店を出た。
「かわいらしい方ですね。」
店主に声を掛けられる。
「ええ。」私は答えた。
外を見るとセリスがガラス越しに待っている。
「でも、今それを言ったらたぶん怒るでしょう。」
「そうですか。」
私が言うと、店主は苦笑した。
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