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ケフカについて書きます。二次創作あり(文章) 小話「数年前121~123」更新しました。(2015年8月9日)
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食事が運ばれて、口にする。
「来週の演習に参加することになったんです。」
セリスは言った。
来週の演習と聞いて、私は何かを思い出した。
「30日からのか…そこは、確か」
言いかけると
「あっそれ以上は」セリスは少し慌てて止めようとする。
が、もう遅い。
「ああ、迷子になった所か。」
私が言うと、セリスは、しまったという表情をした。
「その話はよして。あの時は、まだ、慣れていなかったのよ。」
セリスは弁解したが。
「「今は」大丈夫、か?」
からかいたくなる。
「私は今将軍を勤めているの。あれから迷ったことは無いわ。」
そう言ってセリスは胸を張った。
「ふうん。」
その姿がおかしくて、思わず吹いてしまった。
「もう、どうして笑うの?」
セリスはむくれた。
「ケフカといると、いつも手のひらで遊ばれているような気がしてくる。」
セリスは言った。
「湿原で助けてくれたあの時から、マランダでも…。繰り返しているわ。」

私は、部屋でセリスが不意にもらした一言を思い出していた。
「…だから「いつも助けられてる」と?」
私が聞くと、セリスは頷いた。
「そういっても、後輩を助けるのが俺の仕事なんだが。」
「違うの。そういうことじゃないわ。」
セリスは首を振った。
「じゃあどういうことなんだ。」
「…ケフカ?」
「何だ。」
「笑わないで、聞いてくれる?」
「ああ。」
「あの、」
「あの?」
「あの、私のことを、子供扱いしないで欲しいの。」
「え。」
私はセリスの言葉に驚いた。
 

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