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ケフカについて書きます。二次創作あり(文章) 小話「数年前121~123」更新しました。(2015年8月9日)
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間近で見る皇帝は、威圧感に溢れていた。
他にもずらりと、階級の高い方が顔を揃えている。
「魔導士の働きを言え。魔導士はどうした。」
皇帝は席に着くなり、他のことには全く触れずに、ケフカについて言及しだした。
顛末をシド博士が話す。
皇帝は私の方をちらりと見た。
「そうか。経過を観察し、次回以降使えるようであれば使おう。暴走の危険が減れば、より実戦に使えるということだな。」
よく通る大きな声だ。
「そうです。」
「よくやった。シド博士。」
皇帝は晴れがましく言った。
「これで、飛躍的に武力が伸びますな。帝国の一層の繁栄が約束されたも同然。」
将軍は話した。
「今回は大変実りある事例だと思います。今日のために、多くの労力、時間、犠牲を払いました。
皇帝陛下を始め、魔導研究のために協力いただいた方々に感謝いたします。」
「シド博士。まて、感極まるのは早いぞ、成果は生み続けなければならない。」
皇帝は鋭い眼光をシド博士に向けた。
「聡明な博士なら、言うまでもなかろうが。私は世界をガストラ帝国として、全て治めたいのだ。よって今回だけでは話にならない。
今日の魔導士と同じ、いや、それ以上の物が必要だ。たくさんな。出来るか。博士?」
皇帝はゆっくりと一言一句聞き取れる声で言った。
「可能です。ご期待に応えることが出来るでしょう。」
「量産が可能だということで良いか。」
「はい。」
「すばらしい、褒美を取らそう。魔導士の階級も上げて然るべきだ。
今後も我々が何よりも優先して、博士に協力しよう。何なりと要求を言ってもらいたい。」
「めでたいことだ。」
湧き上がる拍手と賞賛の声。
私の心は今、眠っているであろうケフカにあった。
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