ケフカについて書きます。二次創作あり(文章)
小話「数年前121~123」更新しました。(2015年8月9日)
外灯が灯り始めて、待ち合わせ場所へ向かった。
研究所と隊の施設に面した道の交差路で、大体ここで待ち合わせた。
1分も待たず、反対側から来るケフカが見えた。
お互い揃ったので、時間より少し早いが、敷地を出た。
歩いて数分の所にある、以前はよく行った店だった。
遠征が近いこともあってか、店内は空いていた。
いつもの場所に座り、お互い食べたい物、飲みたい物を頼んだ。
取り留めのない話をする。
最近聞いている音楽、読んだ本、新しく買ったもの。
喧嘩をしたこと、よく石の階段に座って話したこと、入隊した直後のこと、
初めて会った時のこと、馬鹿な失敗をして大目玉を食らったこと。
共通の思い出を話して大笑いした。
時が過ぎるのを忘れるくらい、楽しかった。
私たちは魔導に関することを一度も話さなかった。
私はケフカの行為を許すことは出来ないし、ケフカもそれは分かっている。
お互い譲ることが出来ないのだ。
口に出せば言い争いになるのは分かっていた。
それが私の罪。
友を思うならば、私は止めなければいけなかった。
店を出た頃には0時を過ぎていた。
昼間は暖かかった外も、今は冷え込んで、息が白い。
それでもさっきまで暖かい所にいたせいか、寒さはそれほど感じなかった。
待ち合わせた、交差路で握手を交わす。これでまた当分会うことは無い。
「お互い、頑張ろうな。」私は言った。
「ああ。」ケフカは頷いた。
ケフカの手は温かかった。
研究所と隊の施設に面した道の交差路で、大体ここで待ち合わせた。
1分も待たず、反対側から来るケフカが見えた。
お互い揃ったので、時間より少し早いが、敷地を出た。
歩いて数分の所にある、以前はよく行った店だった。
遠征が近いこともあってか、店内は空いていた。
いつもの場所に座り、お互い食べたい物、飲みたい物を頼んだ。
取り留めのない話をする。
最近聞いている音楽、読んだ本、新しく買ったもの。
喧嘩をしたこと、よく石の階段に座って話したこと、入隊した直後のこと、
初めて会った時のこと、馬鹿な失敗をして大目玉を食らったこと。
共通の思い出を話して大笑いした。
時が過ぎるのを忘れるくらい、楽しかった。
私たちは魔導に関することを一度も話さなかった。
私はケフカの行為を許すことは出来ないし、ケフカもそれは分かっている。
お互い譲ることが出来ないのだ。
口に出せば言い争いになるのは分かっていた。
それが私の罪。
友を思うならば、私は止めなければいけなかった。
店を出た頃には0時を過ぎていた。
昼間は暖かかった外も、今は冷え込んで、息が白い。
それでもさっきまで暖かい所にいたせいか、寒さはそれほど感じなかった。
待ち合わせた、交差路で握手を交わす。これでまた当分会うことは無い。
「お互い、頑張ろうな。」私は言った。
「ああ。」ケフカは頷いた。
ケフカの手は温かかった。
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