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ケフカについて書きます。二次創作あり(文章) 小話「数年前121~123」更新しました。(2015年8月9日)
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「セリス将軍がサウスフィガロから逃げた」
ナルシェ侵攻の最中、その一報を聞いて、私は少なからず驚いた。
あの子供が逃げ出せる要素は、サウスフィガロの包囲網には無いと思っていた。
しかし、現実に脱走していて、それには第三者が関与している。
それは間違いのないことだった。
私は真っ先に、シドを疑ったが、どうやら違う。
博士は初め、セリスが帝国から逃げたのに、おそらく関与していた。
私の勘に過ぎないが、多分そうだ。
たかが研究所の博士では、私の息のかかった兵たちから、セリスを逃がすことは出来なかったらしい。

だとすれば。リターナーか。
老獪と言われるバナンを長とした集団。
フィガロ国王とも組している。
我々の駒である幻獣の娘もいつの間にか、引き入れられた。侮れない。
あやつらならば、ひょっとしたら。
もし、脱走した将軍がここに捕らえられていて、かつ魔封剣を使う事が出来ると知っていたら。
それを仲間にするために…。
いや、そんなはずはない。
私は即座に自分の思考を否定した。
セリスを捕まえてまだ日が浅い。
知っているのは、帝国の人間と、一部の町の人間のみ。
 いくらなんでも、リターナー側が情報を掴むのは時間的に不可能であり、バナンとてそこに人員を割く余裕は無いはずだ。

ナルシェの幻獣。新たな幻獣を手に入れられるとすれば、それは数年ぶりの事だ。
氷つげということは、生きている可能性もある。
魔法の研究には欠かせない、非常に貴重な素材だ。
「何としても手に入れるんだ。」
一度奪取に失敗している。他は信用出来ない。
私自ら、ナルシェに行くことにした。

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