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ケフカについて書きます。二次創作あり(文章) 小話「数年前121~123」更新しました。(2015年8月9日)
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僕が凝視していたら、セリスは悲しそうな顔をして僕を睨んだ。
何で、君がそんな顔を?
だったら、だったら、どうして僕から離れたんだ!?
僕は叫びそうになった。

「あなたには、いつも私の言葉が届かない。」
剣を交えながらセリスは僕に言った。
?意味が分からない。
君の事を一番理解しているのは僕だ。
思う間もなく肩に強い衝撃、よろめいて尻餅をつく。
セリスが僕を突き放したのだと気付いた。
見下されている格好になった。
瞳が冷たい気がする。
見捨てられた。
裏切り者。
裏切り者。
悲しい。
酷い女だ。
こんなはずじゃなかった。
あいつらといるセリスは、生き生きしているように見える。
僕にはずっと暗い顔しか見せなかった癖に。
凄く動揺してしまう。
こんな所にいたくない。
早く負かして、セリスを持って帰りたい。
でも。その思いばかりが空回りして、普段の半分も実力が出せない。
命まで危なくなってきて、とうとう僕は敗走するしかなかった。

殴られた顔がズキズキと痛む。
手鏡を覗くと腫れてしまっているようだ。
髪の毛もファイアのせいで傷んでしまった。
ケアルをかけて痛みが少し和らぐ。

走りながら、セリスの顔、姿形、声、匂い、全てを思い出す。
僕はまた会いたくなってきてソワソワしてきた。
もっと強くなって、君を連れて帰ってあげる。
僕は楽しくなって、胸が踊る思いだった。

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