ケフカについて書きます。二次創作あり(文章)
小話「数年前121~123」更新しました。(2015年8月9日)
ケフカも私の前では、小さい頃から知っているケフカだった。
お互い、今していることの酷さといったら、人の恨みを幾ら買っても買いきれないほどだろう。
そうしなければ生きていけないと言っても、果たしてそれが免罪符となるだろうか。
私とケフカは魔導注入を受け、魔法を使うことが出来る。
その影響は一部には知られる所だが、それは私にもあった。
稀にどうでも良くなって、全てを壊したくなる。
理性が働いていれば問題無いのだが、暴れ馬に乗っているようで、制御出来ないことがある。
気付いた事だが、ケフカのそれは、私よりも激しい気がする。
それでも研究を進め、地位を確立していくその姿に尊敬の念を抱かずにはいられなかった。
出来ることならこの人の側で助けになりたい、幼い時からそう思っていた。
ジドールを訪れていたある時。
アクセサリーを売る店。
道すがら、偶然目に留まった。
キレイな指輪だった。
「やすらぎの指輪」そう名を冠された指輪を、私は値段も効果も大して確認せず、衝動的に買った。
PR