ケフカについて書きます。二次創作あり(文章)
小話「数年前121~123」更新しました。(2015年8月9日)
シドは続ける。
「それに、一昨日研究所の門は私が施錠している。鍵の掛かった所の門が容易く開くはずがないことくらい君とて知っているだろう。」
シドは言った。
「…。」ケフカは沈黙している。
「門が押しただけで開いた、無いはずの裏口が開いたなど、そのような非現実的な話が聞き入れられるとでも思っているのか。何故、納得のいく説明をしてくれないのだ。」
シドの声には苛立ちが混じっていた。
「私は、身に起こったことをありのままに伝えています。」
ケフカはようやく口を開いた。
しかし、それがシドには酷く事も無げに聞こえ、神経を逆撫でした。
「君は帝国のごく一部の人間しか立ち入りを許されていない研究所の実験室に許可無く侵入した。それだけは紛れも無い事実だ。今はその嫌疑を掛けられている。君の事は古くから知っているが、今回の件は真実が分からぬままにはしておけない。虚言は聞きたくはないのだ。」
シドは声を荒げて言った。
「申し上げた通り、私はありのままを伝えています。」
ケフカは相変わらず表情を変えることが無く言った。
「だからそれはありえないことだと言っている。」
シドは言い返す。
「…。」
「…。」
平行線を辿るであろうやり取りに、両者が沈黙した。
「それに、一昨日研究所の門は私が施錠している。鍵の掛かった所の門が容易く開くはずがないことくらい君とて知っているだろう。」
シドは言った。
「…。」ケフカは沈黙している。
「門が押しただけで開いた、無いはずの裏口が開いたなど、そのような非現実的な話が聞き入れられるとでも思っているのか。何故、納得のいく説明をしてくれないのだ。」
シドの声には苛立ちが混じっていた。
「私は、身に起こったことをありのままに伝えています。」
ケフカはようやく口を開いた。
しかし、それがシドには酷く事も無げに聞こえ、神経を逆撫でした。
「君は帝国のごく一部の人間しか立ち入りを許されていない研究所の実験室に許可無く侵入した。それだけは紛れも無い事実だ。今はその嫌疑を掛けられている。君の事は古くから知っているが、今回の件は真実が分からぬままにはしておけない。虚言は聞きたくはないのだ。」
シドは声を荒げて言った。
「申し上げた通り、私はありのままを伝えています。」
ケフカは相変わらず表情を変えることが無く言った。
「だからそれはありえないことだと言っている。」
シドは言い返す。
「…。」
「…。」
平行線を辿るであろうやり取りに、両者が沈黙した。
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