ケフカについて書きます。二次創作あり(文章)
小話「数年前121~123」更新しました。(2015年8月9日)
魔導研究所、仮眠室。
シドは一度、出勤してきた所員に声を掛け、ここに戻ってきた。
見ると、ケフカは目を開き中空を見つめている。
「目が覚めたのか。」
状態を伺うように声を掛ける。
「はい。」ケフカは答えた。
が、こちらを見ていない。
「ここが、どこだか分かるか。」
様子がまだおかしい。
そう思いながら、質問をする。
「…。」
ケフカは答えなかった。
「研究所の仮眠室だ。」
「…。」
問いに対する反応が鈍い。
「君は実験室で倒れていた。どうしてここに侵入したのか、理由は後で聞かせてもらおう。今は休みたまえ。」
この有様では詰問しても成り立たないだろう。
話を打ち切ろうと思った。
様子が落ち着くまで、小さなテーブルで仕事を片付けようと椅子に座る。
しかし、内心は仕事どころではなかった。
侵入の経路が見当が付かなかった。
夜間は研究所は全ての出入り口が厳重に閉じられている。
外部から容易く入れる構造にはなっていない。
そして、何故、この男は研究所に侵入したのか。
機密の情報を盗む目的か。或いは、魔導の抽出液が目的だろうか。
いや。
私は常々、共同で魔導の研究をしないかと持ちかけていた。
研究所の人間になれば、盗む行為はより容易くなる。
それならば機会を待てば良いはずだ。
そもそも、疑うべきなのか。
何らかの方略が動いているとでもいうのか。
様々な可能性を考えてみても、現時点では答えは出ないだろう。
シドは一度、出勤してきた所員に声を掛け、ここに戻ってきた。
見ると、ケフカは目を開き中空を見つめている。
「目が覚めたのか。」
状態を伺うように声を掛ける。
「はい。」ケフカは答えた。
が、こちらを見ていない。
「ここが、どこだか分かるか。」
様子がまだおかしい。
そう思いながら、質問をする。
「…。」
ケフカは答えなかった。
「研究所の仮眠室だ。」
「…。」
問いに対する反応が鈍い。
「君は実験室で倒れていた。どうしてここに侵入したのか、理由は後で聞かせてもらおう。今は休みたまえ。」
この有様では詰問しても成り立たないだろう。
話を打ち切ろうと思った。
様子が落ち着くまで、小さなテーブルで仕事を片付けようと椅子に座る。
しかし、内心は仕事どころではなかった。
侵入の経路が見当が付かなかった。
夜間は研究所は全ての出入り口が厳重に閉じられている。
外部から容易く入れる構造にはなっていない。
そして、何故、この男は研究所に侵入したのか。
機密の情報を盗む目的か。或いは、魔導の抽出液が目的だろうか。
いや。
私は常々、共同で魔導の研究をしないかと持ちかけていた。
研究所の人間になれば、盗む行為はより容易くなる。
それならば機会を待てば良いはずだ。
そもそも、疑うべきなのか。
何らかの方略が動いているとでもいうのか。
様々な可能性を考えてみても、現時点では答えは出ないだろう。
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