ケフカについて書きます。二次創作あり(文章)
小話「数年前121~123」更新しました。(2015年8月9日)
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「お疲れ様でした。ケフカ様。」
「ああ。」
数日間の駐留を終え、私はベクタに戻った。
遠征もひと段落し、城内はマランダから戻ってきた兵たちでごった返している。
武器屋の息子は孤児院に預けた。
子供だったので爆弾を仕掛けた事は罪には問われない。
父親が死んだと聞いて、取り乱したそうだが、結局手配した孤児院に大人しく入ったという。
恨まれても構わなかった。
帝国軍の一員である限り、それは「よくあること」だった。
武器屋の息子には辛い思いをさせていると思うが、一方で仕方の無いことと思う。
[怖い…。]
ティナの言葉を思い出す。
他人を殺しておいて、仕方無いとは。
帝国の支配を優先し、子を持つ親を殺しながら大した感情も抱かなかった。
我ながら冷徹だと思う。
ティナはそれを見抜いて、怯えたのかもしれない。
そうケフカは思った。
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