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ケフカについて書きます。二次創作あり(文章) 小話「数年前121~123」更新しました。(2015年8月9日)
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ケフカは先ほどまで、シド博士と話をしていた。
内容は主に魔法の研究についてだったが、博士は話の最後にこう言付けた。
「セリスをくれぐれも頼んだ。」
博士はそう言って、ケフカに握手を求めた。
「わかりました。」
ケフカは幾分不思議に思いながらも、手を差し出す。
「私は、過保護なのだろうか。」
握手をしながら博士は自嘲気味に言った。
やはりセリスが心配なのだろう。
握られた手が痛い。

「博士…。」
博士の様子を伝えると、セリスは言葉を詰まらせていた。
「お前を戦士として認めたんだろう。」
ケフカがそう言うと、セリスは顔を上げた。
博士の言葉は、即ち、セリスを魔導戦士として一人前に育てて欲しいという事を意味している。
「強くなりたいんです。お願いします。」
セリスは申し出た。

ケフカはセリスの成長を目の当たりにしていた。
これまで訓練の申し出を無碍に退け続けてきたが、最近は心苦しく感じていた。
年齢が他より若い事もあり、以前は他と比べても未熟さばかりが目立っていたが、今は違う。

セリスは、与えられた力を国を守るために使いたいと思っている。
年齢的には幼いが、魔法戦士としての資質もある。
ケフカは、志を持つ者には機会を与えたかったし、
魔法に関しては自分が伝えるべきだと感じていた。

「良いだろう。」
セリスの申し出にケフカは答えた。
「今、自分が何をすべきか、何が出来るのか常に考えよ。」
ケフカはセリスに覚悟を促した。

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