ケフカについて書きます。二次創作あり(文章)
小話「数年前121~123」更新しました。(2015年8月9日)
あれからひと月が経った。
我々は相も変わらず、戦場に身を置いている。
「任せて!」
前方にいたセリスが声を上げ、駆け出して剣を振り上げる。
敵の放った魔法が刀身に吸い込まれた。
「かかれ!」セリスが号令をかけ、兵たちは一斉に走りだす。
魔法を食らう可能性が無いと兵士たちは分かっていたので、皆生き生きと躍動した。
我々はあの技に魔封剣と名前を付けた。
文字通り魔法を封じる剣。
元帝国軍魔導士対策として、魔法を使われてもダメージを受けないようにする手段が必要だった。
古い文献には魔法への耐性を増幅させる魔法や装備品の存在、
または魔法を跳ね返す代物もあったと記されているが、未だそれは伝説の域を出なかった。
まだガストラ帝国は他を圧倒していない。
どこかにあるかもしれない幻の武器を探す時間も兵も、我々は持っていなかった。
先の戦で手がかりを見つけた「魔封剣」。
我々は可能性を感じ実戦で使える物にしようと試みた。
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