ケフカについて書きます。二次創作あり(文章)
小話「数年前121~123」更新しました。(2015年8月9日)
数ヶ月ぶりに大遠征が行われることになった。
皇帝を初め、将軍の面々ら、帝国軍幹部が顔を揃えている。
ここは作戦会議の場。
大遠征ともあって皇帝がイニシアチブを取る。
「セリス・シェール、以前マランダの遠征に参加していたな。」
皇帝は言った。
「はい。」セリスは答える。
「マランダ軍には、魔導師がいます。」参報が口を開く。
「魔導師か…。」面々の顔が険しくなり、セリスの方を向く。
皇帝は言った。
「「魔封剣」があれば、問題無いだろう。セリス・シェール、行けるな。」
「はっ。」セリスは言った。
「ケフカ、お前も近隣の隊を任せる。我々の魔導の力を思い知らせてやれ。」
「分かりました。」ケフカは答えた。
「常勝将軍。頼んだぞ。」皇帝はセリスを見て言った。
セリスは将軍になってから、華々しい経歴を樹立してった。
[常勝将軍]その通り名が示すとおり、セリスが指揮を執れば負けることはなかった。
誰もが勝利を疑いもしない。
数日後、マランダの戦場にセリスはいた。
負ける時は得てして予想外のことが起こる。
セリスが率いる隊は苦戦を強いられていた。
セリスの相手は、未知の敵かと思う程に強い。
相手の攻撃・魔法が強力だったわけではない。
その防御力が高く、一人を倒すだけで異常とも言える時間を費やざるをえなかった。
魔封剣で魔法を封じるよりも、一人でも多く早く倒すしかない。
セリスは魔法を封じる術を持ち、土地勘もある。
そんなセリスが指揮官であるにもかかわらず、自らが前線に向かわなければならないほど、隊は追い込まれていた。
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