マランダ軍は総力を結集させ、兵の数は膨れ上がっていた。
セリスとケフカは自軍を従え、それを見ていた。
セリスの手は緊張と興奮でかすかに震えた。
ケフカが口を開く。
「数が増えようと…」
「関係ない。」
思っていた言葉をセリスが言った。
思いは一緒だった。
「出撃を開始します。」
セリスはケフカを見る。
「武運を祈ります。」セリスは言った。
「ああ、指揮は頼んだ。」ケフカは答える。
そしてケフカたちは自軍を離れ、前線へ向かった。
ケフカは大抵は長として隊全体を指揮をする立場にあったが、当作戦でケフカは前線を務める。
それは前日、セリスと交わした作戦だった。
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