ケフカについて書きます。二次創作あり(文章)
小話「数年前121~123」更新しました。(2015年8月9日)
作戦は成功した。
マランダ軍は撤退し、マランダが帝国領傘下となるのも時間の問題となった。
「ケフカ。」セリスはケフカを見つけて声を掛ける。
べっとりとケフカの髪の毛に付いていた。
「血がついているわ。」
「敵のだ。」そう言って拭う。
ケフカの口の端からは血が流れ、あちこちに傷や痣が出来ている。
戦闘の激しさを物語っていた。
「怪我が。」
「たいしたことない。…君は返り血が酷いな。」
「そうですね。ですが、私は無傷です。今、ケアルを。」
セリスの言葉をさえぎるように、すっと手が差し出された。
「よくやった。」ケフカは言う。
私はその手を握り返した。
「ありがとうございました。」私は言った。
この人がいなければ、この戦いは勝てなかった。
ケフカは笑顔で、私も自然と笑みが零れた。
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