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ケフカについて書きます。二次創作あり(文章) 小話「数年前121~123」更新しました。(2015年8月9日)
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あれから数日。

セリスは平常心でケフカに接することが出来ないでいた。

所属する大隊自体が一緒であるため、
将軍であるセリスはケフカと接しない訳にはいかなかった。
仕事上必要なことであれば話をするのは当たり前だが、
それ以外の場面では話すことも目を合わせることもなかった。
将軍になる以前の事であれば、ところ構わず付きまとって、
理由を聞き出そうとしていたかもしれないが、今はそういう訳にはいかない。
それは単に2人が師弟という関係であり、セリスが一般の兵であったから出来た事だ。
今やセリス自身も多くの部下を抱える身である。
個人的なやり取りを部下に見せてはいけない自覚はある。
命を預かる立場、指揮をする立場なのだから当然だ。
しかし、そう思ってはいても、セリスはそれに慣れることが出来ないでいる。
話をしているその横顔が見知っている形、聞きなれた声であるにもかかわらず、
まるで別人のような感覚がした。
壁を感じる。近かったその存在が今は酷く遠い。

以前のような日常的なやり取りをしなくなった分、
セリスはケフカを見ていることが多くなった。
気付けば姿を遠巻きに見つめてしまう。
少し痩せたのではないかと思う。
以前より口数は減ったように感じる。
また、他の人とも距離を置いているように見えた。

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