ケフカについて書きます。二次創作あり(文章)
小話「数年前121~123」更新しました。(2015年8月9日)
一晩経って、翌日からケフカは職務に復帰した。
セリスは訓練の時間が終わり、遠巻きにケフカを見つめていた。
ケフカは依然と変わらない様子で、隊の人間と話をしている。
ケフカは不在だった理由を他にも話していないらしく、セリスにはその質問が何度となく浴びせられた。
しかし、もちろん、セリスにもそれは分からないことだった。
セリスは昨夜の事を思い出していた。
ケフカは数日に及び姿を消した事について、何も言わなかった。
そして「近づくな。」と言った。
(ケフカは目を見ないで言った。)
ケフカの様子から、冗談で言っているのではないとセリスは思った。
だからこそ咄嗟に腕を掴んで、繋ぎとめようとした。
何か気に障る事をしてしまったのかと思い巡らせるが、見当が付かない。
セリスは、その一方的な拒絶に、自分が思ったよりショックを受けていることに気付く。
理由があるならば、言ってくれると思っていた。
(でも。)
訳も聞けずに、そのままなんて嫌だと思う。
セリスは顔を上げた。
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