ケフカについて書きます。二次創作あり(文章)
小話「数年前121~123」更新しました。(2015年8月9日)
帝国軍にも休日がある。
先日大規模な遠征が終わり、明日からが兵士たちにとっては1年ぶりとなる3日間の連休。
各々が予定を立て、それを待ちわびていた。
作戦会議室ではマランダ遠征の引き継ぎが先程終了したところだった。
レオ将軍と2人の将軍、そしてケフカとセリス。
「本当に助かりました。急な指名だったので、内心焦っていたのです。」レオは言った。
「私はマランダにはそれほど詳しくないですし、休暇どころじゃないと思っていたので。」
レオはほっとしているようだった。
「この後、どうですか飯でも?」資料をしまいながら、レオが聞く。
「ああ、特に予定は無いしな。」ケフカは答えた。
「セリス将軍は?」
「行きます。」セリスは振り向いて言った。
「行こう。」
建物を出る。夜になると肌寒いが、ベクタのメイン通りは休暇の前日ともあっていつもより賑わっている。
とある1件の店に入った。
席でぱらぱらとメニューをめくる。
「何を飲みますか?ワインがありますよ。」レオは言った。
時節柄、新酒がメニューに出ている。
「じゃあ、それで。」ケフカは答えた。
「分かりました。これをテーブルに1本。グラスは…。」
レオがてきぱきと注文していく。
対角線上にいるセリスも色々と頼んでいるようだ。
皆、束の間ではあるが任務から解放されるとあって自然と笑みが零れている。
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