ケフカについて書きます。二次創作あり(文章)
小話「数年前121~123」更新しました。(2015年8月9日)
食事も済んで、飲み物を片手に話が弾む。
レオが某将軍にワインを注ごうとすると、グラスの半分にも満たずに切れてしまった。
「あー無くなってしまった。もう1本下さい。」
セリスはワインを見て思い出したのか、ケフカに聞いた。
「そういえば、ワインの季節、誕生日が近くなかったですか?」
「そういえば今日だが。」
ケフカは何気無く答えたが、セリスには何か引っ掛かったらしい。
「え、どうして言ってくれなかったんですか?」
「別に言う程のことじゃない。」
「別にって。誕生日よ。」
セリスが何故か突っかかってくる。
「今日が誕生日なのですか?」
その話を聞いていたレオが、ずいとケフカの方に寄って口を挟む。
レオは既にかなり飲んでいるせいで、やけに明るく声がデカい。
「ああ。」ケフカは答えた。距離が近い。そう思いながら。
「おめでとうございます。どうぞ、注ぎましょう。」レオは言う。
「止めてくれ。喜ぶ歳でもない。」
ケフカがそう言うも、レオは断る隙も与えず強引にグラスに注いでいく。
悪気は無いのだろう、断る訳にもいかず、仕方なく注がれるままになる。
「誕生日が嬉しくないのですか?自分は毎年嬉しくて仕方がないですが。」レオはよく分からない事を言った。
「それは君だけだろ。」別段親しい訳でも無いのに、ケフカは思わず言ってしまう。
「プレゼントを用意して無いわ。」
セリスは何故かレオに文句を言っていた。
そうだな。と、うんうん頷くレオ。
何だこいつらは。イベント事がそれ程大事か。
理解出来ない。
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