ケフカについて書きます。二次創作あり(文章)
小話「数年前121~123」更新しました。(2015年8月9日)
「分かったわ。」
ぶつぶつとレオに相談、というか独り言を言っていたセリスが立ち上がった。
「何が。」ケフカは頬杖をついてセリスを見上げた。
何が分かったというのか。
「私がハッピーバースデーを歌ってあげる。」
使命感を帯びたセリス。
「は?」何故、そうなる。
「♪~ハーッp
セリスが歌い出して気付いた。
テンションがどうもおかしい。
「お前、酔ってるのか?」
「なにが?お酒飲んで無いもの。酔ってなんかないわ。」
セリスは答えたが、顔はほんのり赤く、目元がとろんとしている。
セリスがアルコールを進んで頼むことはなかったと思っていたが。
「全~然、酔ってなんからいわ。」
ろれつが回っていない。
どう見ても酔っている。
「誰か飲ませたか?」若干周りを睨んで問うが、皆首を振った。
「セリス将軍は飲めるのか?」誰かが口にする。
「なんか、酒癖が悪そうだな。」
…確かに。
そう思っていると、セリスがまた歌い出した。
「おい、止めろ。」制止するが駄目だ聞いちゃいない。
流石に恥ずかしくなり、隣席のレオに目で訴える。
(なんとかしてくれ)
(わかりました)
「ほら、セリス将軍。困ってらっしゃるから。」
レオはセリスの後ろから話し掛け、歌を止めることに成功。
ナイス援護。良い奴だ。
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