忍者ブログ
ケフカについて書きます。二次創作あり(文章) 小話「数年前121~123」更新しました。(2015年8月9日)
[187] [186] [182] [173] [174] [175] [176] [177] [178] [179] [180]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

とにかく書類を作らなければ話にならない。
ケフカは席に着いた。
 
~数分後~
「……。」ケフカはいらついてた。

既に髪が鬱陶しい。
長くなり量が増えたせいで、耳にかけていても、顔を少しでも動かせば落ちてくる。
後ろも酷くうざったらしく、首元が暑苦しい。
おまけに西日が窓から入ってきて、カーテンを閉めているのにも関わらず背中が暑い。
「ハァ…。」
あまりの集中出来なさに、爪をカツカツと鳴らす。
 
仕事の進まなさにイラついていると、
コンコン。ノックの音がした。
「郵便でーす。」
不意の訪問者。
ケフカは立ち上がり、ドアを開けた。
下位の兵が立っていて、何通かの手紙と小さな箱を持っている。
「ケフカ様、郵便です。ここにサインを。」
兵は言った。
ケフカはサインし、郵便物を受け取った。
手紙は分かるが、この箱は何だ。
 
あて先を確認する。
しかし、どういう訳か名前の箇所が殆ど消えて見えなくなっている。
ただ、頭文字が辛うじて「C」であることは分かった。
届け先は、この建物のこの階で間違いは無い。
郵便係がここに持ってきたのだから、自分宛てだろうとは思う。
品名は「雑貨」としか書かれていない。
箱は5センチくらいの大きさで、重さはごく軽い。
手がかりを探そうと、箱を裏返すと、垂れ耳犬のシールが張られていた。
この犬は…。
見覚えがある。
おそらくベクタ郊外にある雑貨店のシンボルだ。
以前、店の前を通った時に、その犬の看板が飾られていたのを見た。
その時、この犬がガス○ラ皇帝に似ていると思ったのだ。
 
ケフカ自身は、あの店で何かを買った覚えは無いが、単に記憶がないだけかもしれないとも思っている。
実際リボンの件で、ここ数か月の記憶がかなり抜け落ちていると実感していた。
取りあえず、箱の中が気になる。
少し振ってみても、たいして音が鳴るわけでもない。
思い出せないが、ケフカは開けてみることにした。

PR
カレンダー
05 2025/06 07
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30
フリーエリア
最新トラックバック
プロフィール
HN:
すまり
性別:
非公開
バーコード
ブログ内検索
P R
カウンター
アクセス解析
Powered by ニンジャブログ  Designed by ゆきぱんだ
Copyright (c) すまりのにっし All Rights Reserved
忍者ブログ / [PR]