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ケフカについて書きます。二次創作あり(文章) 小話「数年前121~123」更新しました。(2015年8月9日)
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レオ将軍は、周囲を暖かく照らす太陽の様な人物だった。

対照的な人物像を有していたのが、ケフカ将軍だったと言える。
愚直な性質を持ったレオ将軍と比較して、彼は才能溢れる人物だった。

私は、戦争が始まった当初からレオ将軍の第三師団に行くまではケフカ将軍率いる第一師団に所属していた。

ケフカ将軍は若い頃に魔導の力を得ている魔導戦士である。
その特別な力を宿し魔法を使う事それ自体が才能であるが、その有無に関わらず、戦術面においても長けていた。
あの時の戦争においても第一師団は活躍を見せ、帝国軍の勝利に大きく貢献した。
犠牲者の数も、第一師団は魔導戦士を含む大きな軍団であったが、最も少なかった。

転属する少し前に、私はケフカ将軍自らが演説している所に居合わせたが、私はこの人は優れた指揮官なのだろうと改めて感じた。
「我が第一師団は帝国軍における最大であり最高の戦力である。」
あの時、彼が非常に良く通る声で話し始めたのを覚えている。
「ガストラ帝国の勝利の行方は我々に掛かっている。
良いか、今こそ諸君の力を存分に示せ。」
私は衛生兵で前線に立つ事が無いにも関わらず、気持ちの高揚を抑える事が出来なかった。
「私は諸君を率いて戦える事を誇りに思う。勝利をこの手に掴み取ろう。」
将軍が話し終えると、兵たちはオーッと掛け声を上げた。
空気がビリビリと震え、兵たちの士気が最高潮に高まった事を現した。

その後、戦が始まりものの数時間で第一師団に優勢になり、敵を敗退せしめた。

ケフカ将軍は、口数は多くなく、他人を寄せ付けない雰囲気も持ち合わせていたが、彼を崇拝するものもいた。
成功を勝ち取る優れた戦略が皆を引き付けたのではないかと思う。
私は、実はこの人が魔導の力を有している事自体に幾分抵抗があったが、それは口に出せる事ではなかった。

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